中古ドメインって何?有効活用法と賢い選び方、ペナルティの有無の確認方法

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SEOコンサルティングサービスを提供していると、「中古ドメイン」という言葉を耳にします。中古ドメインとは、いわゆるブラックハットSEOと言われる分野のキーワードです。今回は、SEOについての理解をさらに深めるべく、中古ドメインとそのビジネスについて調べてみました!

中古ドメインの目的、メリットとデメリットとは?

●中古ドメインとは何か
中古ドメインとは、以前は他の所有者が使用していたけれど、所有者がサーバー会社とのドメインの契約を更新せず、他の人でも取得が可能になったドメインのことです。運用期間や、過去にそのドメインが受けていた被リンクによる効果、ページランクを引き継ぐと言われており、新規でドメインを取得した場合と比較してSEOの観点から有利になると言われています。このような背景から、あえて中古ドメインを取得し、ドメインの評価を受け継いでサイトを構築するアフィリエイターも多いようです。

●中古ドメインのメリット
中古ドメインは、以前のサイトの運用履歴を承継すると言われています。中古ドメインの運用歴が長い場合、新規でドメインを取得した場合よりもインデックスされるまでの期間が短いようです。さらに、新規でドメインを取得した場合と比較すると、検索画面で上位に表示されるまでの期間を数か月前後も短縮できる場合があります。
またドメインによっては、新規で作成したサイトよりも検索結果で上位表示されやすいという特徴があるようです。このような理由から、「良質な中古ドメイン」を使うことはSEO対策として有効だと考えられています。

●中古ドメインのデメリット
中古ドメインは新規ドメインよりも相場が高く、新規ドメインを取得するよりも購入額が高くなる傾向があります。新規のドメインを購入する場合は、1,000円前後で購入することが可能ですが、中古ドメインの相場は5,000円以上となっているところが多いようです。
取得した中古ドメインが、過去にGoogleからペナルティを受けたドメインだったというケースもあります。中古ドメインを購入する際には、該当ドメインがGoogleのブラックリストに登録されていないかどうか、しっかり確認をするようにしましょう。

中古ドメインの探し方、賢い選び方とは?

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中古ドメインを探すときは、ドメイン名を検索エンジンで検索してみます。検索したドメインが1位に表示された場合はペナルティを受けていないようです。反対に1位表示されなかった場合、過去にペナルティを受けている可能性があるため、注意が必要です。
リンク元を確認しておくことも必要です。「Moz」や「ahrefs」というツールを使い、現在被リンクが存在しているのか、そして過去の被リンクの履歴についても確認するようにしましょう。

中古ドメインをどこで購入するのか、についても調べてみました。
「Expired Domains」という無料の検索サイトでは、海外の中古ドメインを扱っています。「Domainseo.jp」というサイトでは、サーバー契約の更新期限が切れたドメインを扱っています。その他、海外の中古ドメイン無料検索サイト「Domainsnext」で購入する場合は、ドメインにもよりますが、新規でドメインを取得する場合と比較して値段が高いようです。

好ましくない中古ドメインとは?

●まとめ系サイト
まとめ系サイトだったドメインは避けたほうが無難でしょう。通販サイトやアフィリエイトサイトなど「利益」を目的として作成されたサイトは外部リンクによるSEO対策をしていた可能性が高く、Googleからのペナルティを過去に受けたドメインを取得してしまう可能性があります。

●アダルトサイト
アダルトサイトの中古ドメインもお薦めはできません。アダルトサイトは集客のために、基本的に他のアダルトサイト間で相互にリンクを行っていたり、相互リンク集を使ってリンクを行っている場合が多いため、ドメインがGoogleから過去にペナルティを受けた可能性も考えられるでしょう。

中古ドメインのスパムチェックの方法とは?

ペナルティを過去に受けた履歴のあるサイトは、どれほど良質なページをつくったとしても、検索エンジンにインデックスされる可能性は低いままです。中古ドメインの取得を考えている方のために、中古ドメインのペナルティ履歴を確認する方法を調べてみました。

「Worldwide URI black list check」というペナルティ履歴チェックツールは、「rbl.jp」、「Worldwide」に「登録されていません」と表示されれば、安全と判断できます。他にもいくつかツールがありますが、「Aguse」を使う場合であれば、「判定結果」の内容に「SAFE」と表示されれば安全と判断できるようです。

いかがでしたでしょうか?
中古ドメインのメリットやデメリット、正しい選び方、ペナルティ履歴の確認方法など、本記事内でご紹介した知識は、今後のWebサイト運営にぜひ役立ててください。